[逗子店] 2019-11-10
こんにちは!
朝晩はだいぶ、冷え込むようになりました。
空気も乾燥してきていて、風邪等で体調を崩しやすい時期でもあります。
体調管理には十分に気を付けてお過ごしください。
さてさて、本日はタイトルにもあります「補聴器を付け始めるタイミング」のお話。
たまにお客様から「どれくらいから補聴器を付け始めたらいいの?」と訊かれることがあります。
「うーん....不便を感じたら!」
身も蓋もない返答!!
これではプロとして失格です。
聞こえは年齢を重ねるとともに悪くなっていきます。
しかし、加齢にともなう聞こえの悪化は徐々に進んでいくものであり、
突然聞こえなくなるものではありません。
そのため、補聴器をつけることに対しても「まだ大丈夫」と先延ばしにしてしまい、
タイミングを失っているなんて人も結構多いものです。
また多いのが、話しかけられたことや、音そのものに本人が気づかずに
困っている自覚が生まれない....
その結果、本人より先に、家族や友人が難聴に気づくというケースもあります。
なかなかつかみにくい補聴器を使い始めるタイミング。
では、どういったタイミングでつけ始めるのが良いのか...
補聴器をつけるタイミングの目安として最も分かりやすいのが「聴力」です。
聴力や難聴程度における補聴器の適応に関して、
WHO(世界保健機構)と日本聴覚医学会それぞれで下記のように補聴器推奨の基準を設けています。
・WHO(世界保健機構):41dB以上の難聴者
・日本聴覚医学会:中等度難聴(40dB以上70dB未満)
差異はありますが、どちらにおいても、約40dBをこえる場合に補聴器の使用が勧められています。
「40dB」というと、普通の大きさの声での会話の聞き間違いや聞き取りにくさを感じる程度であり、
「中等度難聴」に分類される難聴レベルです。
あくまで聴力についても目安ですが、自分の聴力を把握していない人は
一度聴力測定をしてみてもいいかもしれません。
「聞こえ」については、本人が感じている聞き取りづらさと、
聴力測定で出た値とは必ずしも一致するわけではありません。
聴力測定の結果では軽度難聴であっても、
聞き取りづらく生活が不自由になることもあればその逆もあります。
あくまで目安ですが、下記3つを振り返ってみて、
当てはまるようであれば補聴器の使用を検討してみるのもいいかもしれません。
1. 日常生活の会話で聞き取りにくいと感じることは多くないか
2. 重要な会話を正確に聞き取ることができるか
3. 家族や周りの人の呼びかけなどにきちんと気がつけているか
聞こえは徐々に悪くなっていくため、自分では気がつきにくいと言われています。
そのため、家族など周りの人が気を使って、
声を大きくして対応してくれている場合もあるかもしれません。
自分は不都合を感じていなくても、
周りの人はコミュニケーションの中で不都合を感じているかもしれません。
もし少しでも聞こえについて「おや?」と思うところがあれば、
家族や友人など周りの人に確認してみると良いかもしれません。
また、めがねの荒木では、いつでもご相談を承ります。
少しでも気になる点がある方は、お気軽にご来店くださいませ。
大浦
逗子店 [
きこえの相談室~補聴器~
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